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【人格の育成】人生の成功原則と言われた『7つの習慣』とは?

こんにちは!

DAICHIです!

本日は私のブログメディアにお越しくださり、ありがとうございます!

突然ですが、皆さんは『7つの習慣』というものを知っていますか?

これは一般的に「人生の成功原則」とも言われていて、簡単に言うと、スティーブン・R・コヴィー(Stephen R. Covey)が発見した「人格主義」に基づいた成功への法則のことを指しています。

スティーブン・R・コヴィー(Stephen R. Covey)

スティーブン・R・コヴィー(Stephen R. Covey)は、世界でもっとも影響力のあるビジネス思想家の1人です。

ユタ大学、ハーバード大学経営大学院などで学び、教職を経て「7つの習慣」をはじめとするリーダーシップ論を提唱しました。

1989年、ビジネスコンサルタント会社「コヴィー・リーダーシップ・センター」を設立、1997年に合併して「フランクリン・コヴィー社」の副会長となり、以後世界各国の政府や企業のリーダーに対し、広くコンサルタントして活躍しました。

日本では、著書『7つの習慣 成功には原則があった!』、『第8の習慣「効果」から「偉大」へ』などで話題となり、2013年には『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』が刊行され、新たに注目を集めたのです。

成功者は人格者である

『7つの習慣』を通して、私は少し人生の考え方が変わりました。

私は大学の専攻が経営学であるため、会社の経営者と関わる機会が時折あります。

以前までの私は、「経営者は一般の人たちよりもお金に執着をしている」というド偏見を持っていました(笑)

しかし実際に関わってみると、経営者の方々は自身の人生の目標というものがしっかりとあって、「誰かの役に立ちたい」、「誰かに喜んでもらいたい」という強い想いを持っていることが分かりました。

「未来のある学生たちの役に立ちたい」と言い、学生たちに対してお金にならない時間を使ってくださった経営者に出会った時、その人格は見せかけではないと感じました。

大学に入学して経営者の方々と関わる機会ができたことで、私の経営者へのイメージは「経営者は人格者である」に変わったのです。

『7つの習慣』は、ビジネスを成功させるためのスキルやノウハウを記したものではありません。

人生を成功させる上で大事にすべき“人格の育て方”を記したものだと私は解釈しています。

今まではスキルや知識、ノウハウを身に付けたいとばかり考えていましたが、『7つの習慣』を通して、もっと大事な本質的な部分に気付かされた気がします。

この法則は、ビジネスを成功させて経済的な自由を獲得したいと考える私や皆さんを助けてくれる法則です。

ぜひ皆様にも知っていただきたいため、記事にしてシェアしようと思います!

7つの習慣

前提として意識すること

まず前提として理解しておくべきことがあります。

真の成功は人格を育てることから始まる!

誰もが自分の才能や実力、スキルで成功を収めたいと考え、そのために知識やスキル、ノウハウを身に付けようとします。

しかし、長期的に見た時、表面的なテクニックを磨くだけでは真の成功を掴むことはできません。

樹木を育てるとき、枝葉の形を整えれば一時的に見映えは良くなりますが、長続きはしません。

いつまでも枝葉を借り続ける必要があるし、格好だけの枝葉は強い風や気温の変化に負けてしまいます。

本当に強い樹木を育てるには、根や幹を強くすることが重要なのです。

根や幹は人間で言えば“人格”だとスティーブン・R・コヴィーは言います。

人間として真に価値のある人格を手にすることが、自分を変えるきっかけとなり、本当の意味での成功を掴むことができるのです。

「インサイド・アウト」の姿勢

まず頭に入れていただきたいのが、「人は物事を自分の見たいように見ている」ということです。

他人の言動を見て、つい批判したくなるようながあるかもしれません。

しかし、本当は相手の方が正しい可能性もあります。

人は誰しも、過去の経験や知識を参照して世界を見ているため、どれだけ「自分は客観的視点を持てている」と思っていても、

「人は物事を自分の見たいように見ている」

この呪縛からは逃れることはできないのです。

この真理に気付くことができない人は、自分の正しさを疑わないため、物の見方が狭いです。

何か失敗やトラブルがあれば、人のせい、環境のせいにしてしまい、それを見て周りの人たちはだんだん離れていってしまいます。

結果、それは成長機会の損失に繋がってしまうのです。

その原因には、

See(物の見方)→ Do(物の見方から来る行動)→ Get(行動の結果、得るもの)

の循環が悪いことが挙げられます。

良い結果を得たいなら、出発点である「See(物の見方)」から変えていくしかありません。

「See(物の見方)」にあたる部分を「パラダイム」と言い、これは世の中の事象を見ていくときの基準にもなる考え方です。

人は皆自身のパラダイムを持っていて、それがその人の言動や態度の源となっています。

人生を成功させるには、そのパラダイムを変えていく必要があるのです。

「自分が正しい」、「相手が間違えている」というようなパラダイムを持ち続けていたら人生は何も変わりません。

普段からなんでも人のせい、環境のせいにし、自分の外側(アウトサイト)が変わらなければ自分も変わることができないという姿勢を「アウトサイド・イン」と呼びます。

そうではなく、ぜひ「インサイド・アウト」の姿勢を取り入れましょう!

「インサイド・アウト」の姿勢とは、自分の内面(インサイド)、つまり考え方や味方、人格や動機を改め、行動を変えていくことで結果を引き寄せようとする姿勢のことです。

この姿勢は『7つの習慣』の前提となり、人生を成功させる上で非常に大切なことなのです。

『7つの習慣』は、人間の成長に大切な7つの心がけを体系化した思想です。

人間は、生まれてからしばらくの間すべてを他者に依存します。

そこから自立の道へと向かうわけですが、真の自立を達成させるためには、第1~3の習慣が必要なのです。

これが「私的成功」です。

自立した人間は、尊重し合い、違いを認め合うことで、高度な依存関係を(相互依存)を築くことができます。

社会で生きる人間の理想形であり、そのために必要なのが第4~6の習慣なのです。

これが「公的成功」です。

さらに、第1~6の習慣でより大きな成果を出すために、日々自分を鍛え、切れ味を高めていくことが第7の習慣です。

7つの習慣は相互に影響し合っているため、1つの力を伸ばせば、自然と他の力も成長します。

頭に入れておくべきは、「私的成功」があって、初めて「公的成功」が成り立つということです。

【第1の習慣】主体的である

第一の習慣は「主体的である」です。

「主体的である」とは、「人間として自分の人生に対する責任をとること」だとスティーブン・R・コヴィーは言います。

主体的でない人は、何か失敗やトラブルが起きた時、人のせいや環境のせいにします。

しかし、本当に自分の性格や行動を決めているのは、自分自身であるはずです。

何か失敗やトラブルが起きたとき、それを防ぐために何かすることができたはずなのに、それをしない選択を自分はしたのです。

このとき、自分に問題があったと考えることが重要だということです。

時には、人に批判をされることもあるでしょう。

もしそれが相手の歪んだ見方から出た言葉だとしても、気分を害してしまうこと自体は仕方がなく、誰しも刺激に“反応”してしまうことはあります。

しかしこの時、その反応を当たり前のように繰り返すのではなく、刺激に反応したことを自覚できれば、刺激に対する行動を自分で選択することができるのです。

重要なのは“自覚する”ことです。

自覚することにより、逆に自分が外部を刺激できることにも気づき、「率先力」になるのです。

「率先力」とは、周りが動くのを待つのではなく、自らの責任で行動する力のことです。

皆さんの「率先力」の影響で、相手が変わることも十分にあり得るということです。

自分が主体的に行動できる物事に対して主体的に行動し、率先力のエネルギーを発揮すれば、周囲に変化が起こり、影響の範囲を広くすることが可能なのです。

望む結果が得られないのであれば、改善して次の行動を修正していくしかありません。

根気よく試行錯誤を続ければ、徐々に結果は変わってきます。

主体性の本質は、

「自分自身や他の人との約束と約束に対する誠実さである」

と、スティーブン・R・コヴィーは言います。

個々の行動に責任を持つ意識が、第1の習慣の礎となるのです。

【第2の習慣】終わりを思い描くことから始める

スティーブン・R・コヴィーによれば、「すべてのものは2度作られる」と言います。

人生で言うならば、

知的創造:人生の方向性をイメージする。

物的創造:毎日を生きる。

ということになります。

第2の習慣の「終わりを思い描くことから始める」は、この知的創造のことです。

知的創造にはリーダーシップが必要になります。

リーダーシップとは、目的を考え、そこに到達するために「何をすべきか」を検討して人や自分を導くことを指します。

私たちは、人生の終わり(目的)に向かって自分を導くリーダーシップを発揮する必要があるのです。

人生の目的は、ただ漠然と未来を考えても見えてはきません。

自分だけの人生の目的を見つけるために、日々の生活の中心を自覚し、行動を変えるという意識が大事なのです。

重要なことは、生活の中心を考え、「ブレない自分」を手に入れるということです。

そうすると、周りに左右されず、人生のゴールに着実に進んでいけるようになります。

自分の生活の中心を考えようとすると、お金や会社、家族や趣味などが思い浮かべやすいです。

たしかに、こうしたものを中心に置くとブレがなくなり、一見問題なさそうに見えますが、こうした「物」中心の考え方は、行き過ぎるとバランスが崩れ、依存状態を招いてしまうのです。

結局多くの人が、中心に置く目標を固定できず、一貫性のない人生を歩んでしまいます。

スティーブン・R・コヴィーは、「中心に置くべきなのは“原則”だ」と言います。

公正や誠実、勇気などの原則は、普遍的で価値を失うことがありません。

“人生の目標”について考えるとき、お金や会社、家族や趣味などの「物」ではなく、自分がもっとも大事にしたい“価値観”を生活の中心に置き、“原則”を決めます。

そうすることにより、自分らしい“人生の目標”も具体的に見えてくるのです。

そこで大事になるのは、自分の行動が自分の決めた“原則”に基づいているかどうかです。

したがって、「ブレない自分」を手に入れるために、何か迷ったときには“原則”に立ち返って行動を選択していくことが重要なのです。

【第3の習慣】最優先事項を優先する

第3の習慣は「最優先事項を優先する」です。

ありふれた指摘のように感じますが、多くの人がこの意味を誤解しています。

それは、時間を管理するという発想にとらわれてしまっているからです。

時間は自分の意志とは関係なく、ただ刻々と流れていくもので、管理しようとしてできるようなものでありません。

管理すべきなのは、「最優先事項を優先する」という行動の順序なのです。

行動の順序を考えるには、まず人間の活動を重要度・緊急度で分類し、4領域に分けて整理する必要があります。

第Ⅰ領域 緊急度も重要度も高いこと。(例)締め切りのある仕事、病気や災害
第Ⅱ領域 緊急度は低いが、重要度が高いこと。(例)人間関係づくり、健康維持、勉強
第Ⅲ領域 緊急度は高いが、重要度が低いこと。(例)とりあえずやっている学校の課題
第Ⅳ領域 緊急度も重要度も低いこと。(例)だらだらスマホをいじる、ゲーム

当然ですが、普段多くの人は緊急度も重要度も高い第Ⅰ領域の活動に時間を割いています。

しかし、そうすると疲れが溜まり、第Ⅳ領域の行動へ逃げ込みたくなってしまうのです。

スティーブン・R・コヴィーは、「人生を充実させるには第Ⅱ領域により集中することが必要だ」といいます。

なぜなら、ここの領域には成長に役立つ活動や、将来第Ⅰ領域に入ってくる事柄への準備活動が入るからです。

私たちは第Ⅱ領域の活動により集中するために、第Ⅲ・Ⅳ領域の活動を減らすことを考える必要があるのです。

大切なのは時間を管理することでなく、行動の順序を管理することです。

第Ⅱ領域の活動を増やすためには、その領域の活動を目標として立てることを習慣にし、優先してそれを実行していくのです。

目標が明確であれば、今自分が何を優先すべきか気付くようになります。

その結果、消化できなかった予定もたくさん出ることもあるかもしれませんが、全く問題はありません。

それは、時間管理にこだわるのではなく、重要度の高い活動を優先したマネジメントの結果だからです。

急ぎの用から対応する人生は、常に時間に振り回されて終わってしまいます。

しかし、優先順位に基づいて目標・計画を立て、実行する力が付いていけば、私たちは自分の人生を生きることができるのです。

【第4の習慣】Win-Winを考える

皆さんは、交渉には「勝者がいれば、必ず敗者がいる」と考えてはいませんか?

実はこれは大きな間違いで、真の正解は双方にメリットのある道、つまり「自分も勝ち、相手も勝つ」ことを指すのです。

第4の習慣は「Win-Winを考える」です。

人間関係のパターンには、Win-Winを含めて6つある。

Win-Win:自分も相手も勝つ(商社が納得する第3の案を発見する)

Win-Lose:自分が勝ち、相手が負ける(競争の結果、もしくはエゴを通すことで自分だけが勝つ)

Lose-Win:自分が負けて、相手が勝つ(競争したり、衝突を避けた結果、相手は満足し、自分は言いなりになる)

Lose-Lose:自分も相手も負ける(相手を負かした一心で、自分のリスクも高く、損する行動をする)

Win:自分だけの勝ちを考える(自分の目的だけを考え、他人の不幸や不利、迷惑などに関心がない)

Win-WinまたはNo Deal:Win-Winに至らなければ取引しない(Win-Winを目指したが、双方が納得できないなら、取引をしないという選択)

このうち、世の中に蔓延しているのがWin-Loseです。

上司が楽をするために部下に仕事を押し付けたり、自社が儲けるために下請け企業に無理な取引を強いることなどが該当します。

反対のLose-Winの考え方もはびこっていて、相手に好かれたい思いが強いために、自分の不利益に目をつぶってしまうことが例に挙げられます。

これではどうしても不満が募ってしまうため、自分の幸せを手に入れることができなくなってしまいます。

また、もしWin-Winが叶わない場合は、No Deal(取引しない)という選択肢が理想になります。

お互いの価値観や目標が明らかに違うときは取引を降りることで、信頼関係が維持され、次の機会に協力することができるのです。

しかし、長期的な視点で見ると6つのパターンの中で一番望ましいのは、やはりWin-Winです。

Win-Winを成立させるためには、自分のWinを求めて相手に対して切実な気持ちを伝える「勇気」と、相手にWinを与える「思いやり」が大切なのです。

ところがWin-Winの話を聞くと、「それは理想論である」と諦めてしまう人がいます。

こういう人は、「勝者がいれば、必ず敗者がいる」という発想(欠乏マインド)を持ってしまっているのです。

そうではなく、「すべての人が満足することは可能である」という発想を持つことを意識しましょう!

これを「豊かさマインド」と言います。

そして、第1~3の習慣を実行することにより得た誠実さや、「豊かさマインド」に基づく“人格”は、Win-Winを達成させる柱になります。

Win-Winの達成を支える5つの柱
人格 基礎となる自分の人格が充実している
関係 お互いの信頼関係が強く結ばれている
合意 双方の合意がなされ、実行協定が成立している
システム 関係を継続する仕組みが円滑に機能している
プロセス 結果に至るための望ましい過程をたどっている

素晴らしい「人格」から始まる交流であれば、信頼度の高い「関係」を構築することができます。

だからこそ、議論を尽くし、双方が納得する「合意」にも到達できるのです。

さらに、このWin-Winの関係を継続していくために、関係を継続しやすい「システム」、結果に至るための望ましい「プロセス」もが重要になってくるわけです。

「プロセス」において、スティーブン・R・コヴィーは次の4つのステップを勧めています。

①相手を理解する
②解決すべき課題を明確にする
③確保すべき結果を明確にする
④結果を達成すべき選択肢を出す

この4つのステップは、第5・6の習慣に関係する大事なことです。

Win-Winの関係はこれらの5つの柱があって初めて実現するのです。

【第5の習慣】まず理解に徹し、そして理解される

第5の習慣は「まずは理解に徹し、そして理解される」です。

これは簡単に言うと、「自分の本位な発言を避け、相手のペースに合わせる努力をしよう」ということです。

相手を理解することに徹すれば、やがて相手は自分の言葉にも耳を傾けてくれるようになるのです。

コミュニケーションには、読む・書く・話す・聞くがあるが、このうち、「聞くことが最も重要なスキルだ」とスティーブン・R・コヴィーはいいます。

Win-Winの関係を築くには、話を聞くスキルの中で最もレベルの高い「共感による傾聴」というスキルが必要になります。

共感による傾聴とは、相手の目線で話を聞き、心の底から誠意を持って相手を理解しようとすることです。

相手が「何を言ったのか」ではなく、「どう感じたか」に耳を傾け、相手が世界をどう見ているのかを感情移入によって理解するのです。

そのために私たちは、「自叙伝的反応」をやめなければなりません。

自叙伝的反応とは、人の話を自分の経験で解釈したり、評価しようとする聞き方のことです。

この聞き方をしてしまうと、相手が悩みを打ち明けたとき、「私もそうだったから君もこうしなよ。」と、つい「自分の場合」に当てはめてアドバイスをしてしまいます。

これでは自分は相談に乗った気になったとしても、相手は話を聞いてくれたように感じないのです。

つまり、「自分の場合」に当てはめて聞いている人は、その聞き方・考え方を変えていく必要があるということです。

スティーブン・R・コヴィーは、共感による傾聴の上達のために、次の4つのステップを紹介しています。

話の中身を繰り返す
「勉強が嫌なんだ」⇒「勉強が嫌なんだね」

話の中身を自分の言葉に置き換える
「勉強にやる気が出なくて」⇒「そうか、学校に行きたくないんだね」

相手の感情を反映する
「今日は休んでもいいかな」⇒「なんか疲れているみたいだね」

自分の言葉に置き換えつつ、感情を反映する
「今日は休んでもいいかな」⇒「疲れているようだから、学校に行きたくないんだね」

こうしたスキルを使った傾聴は、「相手を理解したい」という誠意があってこそ意味があるため、誠意がないのならやってはいけません。

上辺だけの傾聴は、相手を傷つけ、人間関係に最悪な結果をもたらしてしまうからです。

【第6の習慣】シナジーを作り出す

第6の習慣は、「シナジーを作り出す」です。

シナジーとは、個別の物を合わせて個々の輪より大きな成果得ること、つまり相乗効果を指します。

スティーブン・R・コヴィーは、シナジーを「人生において最も崇高な活動」と見なします。

シナジーを創り出すことで、今まで存在しなかった新しいものを生み出せるからです。

シナジーの本質は「違いを尊重すること」にあります。

しかし多くの人は、年齢や職業、育った環境や文化など、自分と違うものに否定的にはなりがちです。

そもそも、人はそれぞれ違う人生を生きているわけですから、考え方や見方は違って当然です。

自分の考え方や能力の限界を認め、相手の長所から学ぶ!

このように、相手との相違点を尊重することを意識しましょう!

人との相違点に価値を見出さない人がとりがちな選択が「妥協」です。

これでは、お互いの重なり合う部分以外は合意ができないため、個々の力の和よりも小さな結果しか得ることができません。

一方、シナジーを作り出し、お互いが能力を発揮し合えれば、個々の和よりも大きな成果を生むこと可能になります。

これが、お互いに当初は考えられていなかった「第3の案」を生み、妥協よりもはるかに大きな成果をもたらすことができるのです。

そして、そのカギとなるのがコミュニケーションの度合いです。

防衛的コミュニケーション 信頼度も協力度も低いため、お互い自分が損しないことを考える。結果はWin-Lose、もしくはLose-Winになる。
尊敬的コミュニケーション 信頼度と協力度がやや高まり、ある程度の相互関係は生まれるが、共感による傾聴には至らない。結果は妥協になる。
シナジー的コミュニケーション 信頼度と協力度が最も高まり、お互いの相違点を理解し合えるため、大きな成果を生み出すことができる。結果、「第3の案」が生まれ、Win-Winになる。

シナジー的コミュニケーションを実践し、「第3の案」を生むには忍耐が必要です。

時には、「共感することができない」と感じてしまうこともあるかもしれません。

しかし、どんな相手に対しても違いを尊重してシナジーを創り出せると信じ、根気よく人と接し続けた先に、「第3の案」があるのです。

【第7の習慣】刃を研ぐ

第7の習慣は、「刃を研ぐ」です。

体調(肉体)、観点(精神)、自律性(知性)、繋がり(社会・情勢)の側面でバランスよく刃を研ぐ時間を取ることが大事になります。

~肉体を磨く~

食事・休養・運動によって身体をメンテナンスしましょう!

【例】
・ウォーキングやランニングなどで持久力を鍛える。
・ストレッチで体をほぐす。
・筋トレをする。
・規則正しく食事をして十分な睡眠をとる。

健康体な体であれば、第1の習慣も続けやすくなります。

~精神を磨く~

心を静め、自らの価値観を深く見つめましょう!

【例】
・瞑想・ヨガなどを通して、静かに自分自身を見つめ直す時間をつくる。
・文学や音楽鑑賞、自然に触れるなどのリフレッシュ法を見つける。

これは第2の習慣で行う自分への反省と関係してきます。

~知性を磨く~

知識を増やし、情報選択・収集力を身に付けましょう!

【例】
・だらだらスマホをいじる時間を、自分の鍛錬の時間に替える。
・優れた書物を読むことで社会に対する理解を深める。
・日記や手紙で経験や考えをアウトプットする練習をする。

第3の習慣に基づき、自分の目的や価値観にあった情報を得ることができます。

~社会・情勢を磨く~

他人との関係を強化し、心の安定を保ちましょう!

【例】
・意見が異なる人と納得できる案に至るまで話し合う。
・相手の立場を尊重して、話を聞く。
・話し合うときは第3の案に向けて努力する。

これは公的成功を目指す第4~6の習慣のために必要なことです。

 

スティーブン・R・コヴィーは、第7の習慣がもたらすものは、「4つの側面(肉体、精神、知性、情緒)の再新再生」だといいます。

つまり、人間としての刷新が期待できるということです。

第7の習慣は、第1~6の習慣と切り離して考えても意味がありません。

第1~6の習慣を心掛けながら第7の習慣を続けることにより、自分の器が育っていく好循環が生まれます。

7つの習慣すべてを通して、自分の人生を変えることができるのです。

『7つの習慣』を通して感じたこと

私には、ビジネスを始めたいと考えるも何から始めればよいのか全く分からず、もがいていた時期がありました。

そんな時、私はある有名な経営者の講演会に参加したのです。

講演会の中で、当時非常に印象に残り、私が今でも大事にしているある言葉があります。

「全部自分のせい」

その経営者の方は多くの飲食店を経営していたため、新型コロナウイルスの影響をもろに受けました。

結果、半分以上の店舗を閉店しなければならないほどの大損害が生じてしまったのです。

世の中には、やむを得ずリストラになってしまった会社員や売り上げが大幅に減ってしまった企業など、新型コロナウイルスの影響で人生を大きく狂わされた人々が大勢います。

誰もが口を揃えて「コロナのせい」と言います。

しかし、講演をしてくださった経営者の方はそうではありませんでした。

「全部自分のせい」と言ったのです。

「突然来るかもしれない不況への対応策を考えていなかった自分が悪い」と言ったのです。

日々の失敗やトラブルを、人のせい、環境のせいにしていた当時の私には、とても印象に残りました。

それから私はその経営者の方の言葉を借り、何か失敗やトラブルが起きたとき、「全部自分のせい」と意識的に考えるように努めたのです。

そうした結果、何か上手くいかなかった時、自分はこれからどのようにそれを改善していくべきなのかを、自然と考えられるようになりました。

その積み重ねが、どうやってビジネスを始めればよいのか悩んでいた私を動かした要因のひとつだと今では思っています。

『7つの習慣』を通して、それが第1の習慣の「主体的である」と深く関係していることに気付きました。

私目線ではありますが、今まで関わってきて成功者と呼べる人たちの言動と、『7つの習慣』の内容には、多くの共通点を感じるのです。

世の中で一般的に成功者と呼ばれている人たちは、無意識的にこの『7つの習慣』を実践しているのではないかと思います。

参考書籍

関連書籍の紹介

最後に

私は人生の考え方が少し変わったように思えます。

今までは、ビジネスを成功させるため、経済的自由を獲得するためと、スキルを付けることばかりを考えていました。

しかし、『7つの習慣』を通して、人生においてそれよりも大切にすべき“人格”といいうものの重要性を学んだのです。

それが人生の本質でもありました。

私は、これから自分の“人格”を育てることを意識し、人生ををより良くすることを目指します!

・自分の“人格”を磨き、育てたい
・ビジネスを成功させたい
・自分の人生をより良くしたい

こんな方には、ぜひ『7つの習慣』をもっと深く知っていただきたいです。

人生に関する考え方のひとつとして、大変有意義なものになると思います。

最後に関連書籍も紹介していますので、ぜひ読んでみてください!

皆さんの人生がより良くなることを、私は願っています!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!(^▽^)/

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