本日は私のブログメディアにお越しくださり、ありがとうございます!
Twitterの日本人ユーザー数は約4500万人。(2017年10月時点)
各種SNSの中で、LINEに次ぎ国内第2位のユーザー規模です。
近年ではTwitterを運用し、ビジネスに活用することが一般化してきました。
世の中にはTwitter上でマネタイズをし、月収1000万円を達成した中学生もいるほどです。
そこで、今回は「Twitterでいいね、RTを増やす方法」についてお話していきたいと思います。
- Twitterの反応率(いいね、RT)を増やしたい
- Twitterのアカウントを育てたい
- Twitter上でマネタイズをして稼ぎたい
- 自身で持っているビジネスをTwitterを掛け合わせて相乗効果を生みたい
本記事はこんな悩みを抱えた方々におすすめの記事です。
本質を知らなければファロワーも増えにくいですし、マネタイズなどもっと先の目的を達成することも難しくなります。
いいねやRTされるツイートの本質をしっかりと学び、自身のTwitter運用に落とし込めるようにしていきましょう。
いいね、RTされるツイートの本質は〇〇である
いいね、RTを増やす方法として世の中で一般的なのは、
- 自分からいいね、RTをする
- ツイート数を増やす
- 140文字を使ってツイートする
- 時間帯を見極める
- タイムラインを整える
などが挙げられます。
ところが、今回お話しするのは、このようなティニックやノウハウに関する内容ではありません。
本記事は、もっと本質的な内容となっています。
もちろん、多くの人がテクニックやノウハウといった、結果がすぐに出るような情報を求めていることは承知済です。
そういった情報が世の中に多く出回ってるのは、それだけ需要が高いからだといえます。
しかし、本質を知らなければ長期的な目線でアカウントを育てることはできません。
テクニックやノウハウを使った短期的な成功で終わらないためにも、本質理解は非常に重要なポイントなです。
【重要】人間心理の理解
では、まずはタイトルで〇〇と示した部分の答え合わせをしていきます。
いいね、RTされるツイートの本質は「人間心理の理解」である。
「人間心理の理解」ができるようになれば、ビジネスはほぼ無双状態であると言っても過言ではありません。
考えてみれば当然のことです。
まず人間心理を理解し、消費者の購買意欲を掻き立て、商品・サービスを販売していくのがビジネスです。
お客さんの気持ちを理解できずにビジネスが上手くわけありません。
よく「コピーライティング」とか「マーケティング」とか言ったりしますが、そもそもこれらの本質だって「人間心理の理解」です。
私たちが普段学んでいるスキルは、そのための手段を勉強しているに過ぎません。
つまり、究極は「人間心理の徹底理解」に尽きるのです。
Twitter運用で言えば、いいねやRT、リプライやフォローに関しても、相手の感情を揺さぶる心理誘導が必要になります。
少し聞こえが悪いかもしれませんが、ビジネスの世界では当たり前に行われていることです。
映画やドラマ、漫画やバライティーなんかも同様です。
人々を心理誘導し、感動させたり笑わせたりすることで、その対価としてお金をもらっています。
多くの人々に愛されるディズニーランドだって、やっていることは心理誘導です。
したがって、「人間心理の理解」というのはビジネスをしていく上で切っても切り離せないものなのです。
Twitter運用に活かせる心理効果10選
心理効果というものは世の中に腐るほど存在しますが、今回はその中でもTwitter運用に活かしやすいものを10個取り上げました。
心理効果を利用するだけでツイートに対するいいねやRTは増えていきますし、アカウントも育っていきます。
- ウィンザー効果
- プロスペクト理論
- ザイオンス効果
- ハロー効果
- カクテルパーティー効果
- スノッブ効果
- 決定回避の法則
- ピグマリオン効果
- 初頭効果
- 親近効果
① ウィンザー効果
「ウィンザー効果」とは、直接本人から伝わるよりも第三者を介して伝えた方が信憑性が増したり、影響を与えることができる心理効果です。
これは「口コミマーケティング」としてよく利用されます。
販売者自身が商品の宣伝を一生懸命行うよりも、第三者が商品の魅力を宣伝していた方が信憑性が高まりますよね。
また、相手に直接褒められるよりも、「△△さんがあなたのこと褒めてたよ」と間接的に褒められた方が素直に受け取れることが多いです。
このように、第三者を介して伝えた方が信憑性が増したり、影響を与えることができる心理効果を「ウィンザー効果」というのです。
これはTwitter運用にも応用できます。
例えば、皆さんのツイートに共感し、引用RTをしてくれた人がいたとします。
もしそれを自分でRTすれば、自分の意見(ツイート)をより強固なものにすることができるのです。
引用RTを通して第三者から支持されることで、ユーザーたちは「この人はいろんな人に支持されているのか」と感じるようになります。
しかも、引用RTしてくれた人のツイートを皆さんがRTすれば、相手は認知を獲得することもできます。
お互いにwin-winの関係が築けているということです。
RTや引用RTしてもらえるようなツイートの工夫が必要となります。
反対に、インフルエンサーに対して好評のツイートをすればRTしてもらえることもあり、自身の認知が拡大するチャンスになり得るかもしれません。
しかし、この手法はやり過ぎる下心が丸出しになってしまうので注意が必要です。
② プロスペクト理論
人の意志決定は想定される損失の度合いによって変化し、利益を得るときの幸せよりも損失による痛みの方が大きく感じる傾向にあります。
損失が大きいと判断した際に非合理的で感情的な判断を行いやすい心理効果、もしくは意志決定モデルを「プロスペクト理論」というのです。
お金に例えると、人は10万円貰える「得」よりも、10万円失う「損」の気持ちの方が大きいということになります。
「やればできる!月収10万円稼ぐための3つの方法!」
「知らず知らずやっている!毎月10万円の損をする3つの行為!」
↑キャッチコピーにするとこんな感じです。
このように、損を感じさせるマイナスな表現を意図的に用いることで、文章に強いインパクトを生むことができます。
インパクト重視のツイートをする際は、文章をできるだけマイナスの表現に変換することを心掛けましょう。
③ ザイオンス効果
「ザイオンス効果」とは、同じ人や物に接する回数が増えるほどその対象に対して好印象を持つようになる心理効果です。
最初は興味がなかったり、あまり好きではなかったりする人や物でも、高頻度で目に触れる機会があった場合、その対象への警戒心や恐怖心が薄れることがあるのです。
この心理効果は、別名「単純接触効果」とも呼ばれています。
↑私が最近体験した「ザイオンス効果」です。
皆さんもきっと体験したことがあるのではないでしょうか。
Twitter運用に応用するのは簡単で、大事なのは「定期的にツイートをする」ということです。
もちろん、ツイート数をただ増やせば良いというわけではありませんが、定期的にツイートをすることで単純接触回数を増やすことができます。
結果、ユーザーから好感や信頼を獲得することができるというわけです。
④ ハロー効果
人は、人物や物事を評価する時に「分かりやすい目立つ特徴」に引きずられ、その特徴以外の要素まで同じように評価してしまう心理効果、もしくは認知バイアスを持っています。
これが「ハロー効果」です。
※認知バイアス:自分の思い込みや周囲の環境といった要因により、非合理的な判断をしてしまう心理現象。
つまり、「ハロー効果」を利用すれば、1つの物事が優れているだけで、他の分野も優れているように見えてしまうというわけです。
例えば、皆さんの目の前に以下2人の人間がいたとします。
さあ、どちらが仕事のできる人間と感じますか?
もちろん、Bさんの方が信頼でき、仕事ができる人間だと評価してしまいますよね。
しかし、実際はBさんよりもAさんの方が仕事ができた可能性だって考えられます。
私たちは「ハロー効果」により、見た目の清潔感や身だしなみの良さという目立つ特徴に引きずられ、仕事の質までも同じように評価してしまったのです。
この心理効果は、Twitter運用で名前やプロフィールの部分でよく利用されます。
よく使われる例を挙げるならば、「社長」というキーワードです。
皆さんは、名前に「社長」というキーワードを使ったアカウントを見たとき、どのような印象を受けますか?
おそらく「仕事ができそう」「たくさん稼いでそう」といったイメージがあると思います。
ところが、これも「ハロー効果」による認知バイアスです。
もちろん、「社長」の肩書きを持つ人は比較的仕事ができ、たくさん稼いでる傾向にあります。
しかし、相関関係にはなりません。
私たちは「ハロー効果」により、「社長(肩書き)」という目立つ特徴に引きずられ、仕事の質や稼ぎまでも同じように評価してしまったのです。
何か自身に強みとなる特徴を目立たせ、「ハロー効果」による認知バイアスを生むことも1つの戦略だといえます。
⑤ カクテルパーティー効果
人は、カクテルパーティーのように大勢の人間がバラバラに話をしている状況でも、自分に関連性の高いキーワードが発せられると無意識にその音声情報を聞き取る傾向にあります。
これが「カクテルパーティー効果」です。
こんな経験はありませんか?
- 人混みで雑音が飛び交う中でも、自分の名前は聞き取ることができた
- 電車の中で疲れて寝てしまった時でも、自身の最寄り駅の名前がアナウンスされると自然と目が覚める
これらはすべて「カクテルパーティー効果」によるものです。
これもTwitter運用で応用できます。
ツイートをするとき、ターゲットユーザーが「あ、自分のことだ」というように感じさせることを意識するのです。
ターゲットユーザーに関連性の高いキーワードを使うことが大切になります。
例えば教育系のツイートの場合、
「動画編集で月収10万円を稼ぐ方法」
という一文よりも、
「ビジネス未経験の大学生が動画編集で月収10万円を稼ぐ方法」
の方が「ビジネス未経験の大学生」というキーワードに対して、該当者たちは「あ、自分のことだ」とつい反応してしまいます。
結果、皆さんのツイートはユーザーたちの目に留まりやすくなるということです。
この心理効果が、まさに「カクテルパーティー効果」になります。
ターゲットをより具体化し、ユーザーたちが無意識的にそのツイートを見てもらえるように心理誘導するのです。
⑥ スノッブ効果
人には、「他人と同じものを消費したくない」「他人とは違うユニークで珍しいものが欲しい」という心理があり、入手困難なものほど需要は増加していく傾向にあります。
これは他者との差異化願望が背景にあり、逆に誰もが簡単に入手できるようになってしまうと需要は減少します。
限定性や希少性に価値を感じるこの心理効果が「スノッブ効果」です。
金やブランド品なんかは、「スノッブ効果」が生まれている代表例です。
Twitter運用での利用例としては、主にプレゼント企画や拡散企画などの「企画ツイート」が挙げられます。
- 「本日20時まで」
- 「先着10名限定」
- 「女子大学生限定」
というように、時間や人数、ターゲット等を限定し、希少性を感じさせることで、企画への参加を促すことができるのです。
非常に効果的なので、企画ツイートを行う際は必ず“限定性”と“希少性”を意識しましょう。
⑦ 決定回避の法則
「決定回避の法則」とは、人は選択肢が多くなると決断力が低下するという心理効果です。
「決定回避の法則」は、シーナ・アイエンガーという社会心理学者が行った「ジャム実験」によって実証されています。
日にちを分けて「24種類のジャム」と「6種類のジャム」を販売し、その売れ行きを調査しました。
そして、「6種類のジャム」の方が「24種類のジャム」に比べ、10倍も購入者が増えたという驚きの結果が出たのです。
多くの選択肢から1つを選ぶというのは非常にストレスがかかることであり、そのストレスを回避するために「選択」を辞めるという心理が働くことがあるのです。
おすすめ系のツイートをする場合、
「大学生におすすめ副業10選」
「大学生におすすめ副業3選」
このように、選択肢はなるべく少なくし、決定を回避させない工夫を考えましょう。
ちなみに、この記事の「Twitter運用に活かせる心理効果10選」はどれかひとつを選択するようなものではありませんが、正直「決定回避の法則」を起こしやすい内容となってしまっています。
実際はもっと数を絞るべきなのです。
しかし、それを理解した上でもこの10個の心理効果だけは外せないと判断したため、このような内容となっています。
⑧ ピグマリオン効果
「ピグマリオン効果」とは、他者からの期待を受けることで学習や作業などの成果を上げることができる心理効果です。
別名で「教師期待効果」「ローゼンタール効果」などと呼ばれ、教育現場での実例もあります。
学級担任が期待のこもった対応をし、それを生徒自身が認識した場合、対象の生徒たちは成績が向上したという報告があるのです。
Twitter運用でも、リプライを送ってくれた人に対して、
「いつもリプライありがとうございます!嬉しいです!」
なんて返信したりすると、仮に返信された人が普段あまりリプライをしていなかったとしてもリプライを期待されることにより、「ピグマリオン効果」が働く可能性があります。
Twitter運用には比較的応用場面が少ない心理効果ですが、重要だったので紹介しました。
ちなみに、ビジネスの場面では非常に応用が効きます。
- 普段返信が遅い人に対して、いつもより返信が早かったとき、
「お忙しい中、いつも早速の返信誠にありがとうございます。」というように返信すれば、その評価(期待)に応えようと、それ以降の返信が早くなる可能性がある。
- 新人教育の場合、新人社員の成長を上司が期待することで、その人は期待に応えようと、仕事の質や作業スピードが向上する可能性がある。
このように、「ピグマリオン効果」はビジネス場面で非常に応用がしやすい心理効果なのです。
⑨ 初頭効果
人は、物事や人物を第一印象で認識する傾向があります。
最初に示された情報が記憶や印象に定着しやすいというこの心理効果が「初頭効果」です。
身の回りにいる友人と最初に出会った時のことを思い出してみてください。
その時のことって意外と覚えていたりしますよね。
これも「初頭効果」によるものです。
この心理効果は、Twitter運用において非常に重要な役割を果たします。
なぜなら、ユーザーたちは皆さんの投稿したツイートを見たとき、それを読むか読まないかをほぼ最初の一文で判断しているからです。
そのため、私はツイートの「最初の一文」を”興味づけ“と表現しています。
最初の一文で興味を持ってもらえなければ、ユーザーたちは「このツイートは面白くない」という印象を受け取り、即スクロールしてしまうのです。
つまり最初の一文は、ユーザーたちが「このツイート面白そう」という印象を受けるような”興味付け“になっていなければなりません。
マーケティング等がよく考えられているビジネス系インフルエンサーのツイートなんかをよく見てみて下さい。
最初の一文には、必ず「キャッチーな文章」や「インパクトのある文章」が使われているはずです。
ツイートをする際の最重要ポイントとも言えるので、最初の一文(興味付け)はしっかりと考えるようにしましょう。
⑩ 親近効果
「親近効果」とは、最後に提示された情報が最も記憶に残りやすいという心理効果のことです。
「親近効果」は、先程紹介した「親近効果」よりも強く記憶に残る場合もあるそうです。
「初頭効果」と対の関係になっていますので、セットで覚えるようにしましょう。
この心理効果はTwitter運用において、ツイートの最後の部分に深く関係してきます。
ツイートの最後の部分には「親近効果」が働くため、ツイート全体の中でも最も印象や記憶に定着しやすい傾向にあるのです。
したがって、その部分に持ってくるべきは、皆さんがツイート通してターゲットユーザーに一番伝えたかった「結論」になります。
結論が伝わらなければ、そのツイートはほぼ無意味です。
また、オチ付きのツイートが比較的記憶に残りやすのは、基本的にオチがツイートの最後にきているからというだけの話です。
「親近効果」を利用し、記憶に定着しやすい最後の部分に「一番伝えたいこと」を持ってくることを意識しましょう。
最後に
以上が、「いいね、RTされるツイートの本質」と「Twitter運用で活かせる心理効果10選」になります。
ぜひ皆さんのTwitter運用に落とし込んでいただきたいところですが、正直大変です。
本記事で挙げた心理効果の具体例をそのまま使えば多少なりとも結果は出ると考えられますが、目先の成功でしかありません。
本質である「人間心理の理解」ができた上で、皆さん自身の「スタイル(型)」を作っていかねばならないのです。
そのためには、
仮説 ⇒ 実行(ツイート)⇒ 分析(アナリティクス)⇒ 改善
を繰り返す必要があります。
Twitter運用で成功している人が必ず通る道です。
近道をしようとせず、長期的にアカウントを育てていきましょう。
また、心理効果に関して、今回はTwitter運用に当てはめて解説していきましたが、ビジネスの本質が「人間心理の理解」であることには変わりありません。
本記事の内容はビジネス全般に活かせます。
ぜひ、人間の心理についてもっと深く考えてみて下さい。
私の知識が皆さんのTwitter運用、もしくはその他のビジネスに活かされたならば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!(^▽^)/