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2021年2月頃、音声版Twitterとも呼ばれたSNS「Clubhouse」は日本に大ブームを巻き起こしました。
そして今、その対抗馬としてTwitter内で音声会話ができる新機能「Spaces」が正式リリース前から大きな話題を集めているのです。
本記事では、Spacesとは一体どのようなSNSなのか、そして今後どのような動向が予想されるのかについて詳しく解説していきます。
Spacesとは?
冒頭にも述べた通り、「Spaces」は音声会話ができるTwitterの新機能です。
Twitterは2020年の夏より音声ツイートをテストし、さらに12月からiOS版で、2021年3月からAndroidでSpacesのべータテストを開始しています。
現在はまだ正式リリース前ということで、スペース(部屋)を作成できるのは不特定多数の限定されたユーザーのみです。
Spacesの特徴
では、Spacesの主な特徴についてご紹介していきます。
公開範囲
立ち上げられたスペース(部屋)の公開範囲は、Twitter上の全ユーザーです。
スペース(部屋)が立ち上げられると自身のフォロワーのFleet(フリート)にそれが表示され、誰でもそこからリスナーとして参加できる仕様になっています。
また、非公式アカウントはスペース(部屋)の立ち上げができません。
「Fleet」は、動画や画像をメインとし、コメント等を追加して投稿できるTwitter内の比較的新しい機能です。
ファロワーのタイムライン画面の上部に表示され、24時間が経過すると消えてしまいます。
Instagramにあるストーリー機能のTwitter版と考えていただければ大丈夫です。
参加ユーザー
スペース(部屋)を立ち上げたホストユーザーは、参加ユーザーの管理することができます。
発言できるユーザーの範囲は、次の3つから選択可能です。
- 全員
- フォローしているアカウントのみ
- 発言権を与えたアカウントのみ(DMで招待状を送れる)
ちなみに、発言できるユーザー数はホストユーザーを除き、最大10名です。(リスナーの人数は特に制限がありません)
ホストユーザーはいつでも発言できるユーザーを選択し直せますし、荒らしや迷惑行為を行うアカウントを削除、報告、ブロックすることもできます。
ダウンロード
スペース(部屋)の記録は、終了後一定期間の間保存がされます。
その期間内であれば、ホストユーザーに限ってその記録をダウンロードすることも可能です。
その他特徴
〜できること〜
- スペース(部屋)の名前と説明の設定
- 絵文字スタンプでのリアクション
- 参加者の中でのツイート共有
- 開始後の告知ツイート
〜できないこと〜
- 限定公開
- ボイスチェンジ
Clubhouseとの違い
Clubhouseは単体のSNSであることに対して、SpacesはTwitter内の一機能です。
その点は大きく異なる部分になりますが、同じ音声チャットということで2つのサービスの違いについて分析していきます。
違いは細かな部分まで見ると多数挙げることができますが、主な違いは次の3点です。
違い①: 招待不要
SpacesはTwitter上の機能であるため、当然招待を受ける必要はありません。
Clubhouseでは招待を受けることができず、なかなか始められなかったユーザーも多かったはずです。
その点、Spacesは誰もが利用できるサービスとなっています。
違い②:リスナーが反応できる
Clubhouseでは、音声以外で会話に反応することが不可能です。
そのため、参加者がマイクボタンのオン・オフを繰り返して「拍手」を表現するなど、ユーザー側が工夫をしていました。
Spacesでは、絵文字スタンプを使って会話に反応することが可能です。
リスナーからの反応がなく心配になっていた話者と、反応したくても手段がなかったリスナーのモヤモヤした気持ちがスッキリと解消されます。
違い③:フォロワーのみと繋がれる
Clubhouseでは基本的に、初対面のユーザーと新たに関係を築いていく必要がありました。
もちろん、そこに魅力を感じていたユーザーも多かったと考えられますが、Spacesであれば元々繋がりのあるフォロワーや親しいユーザーとのみ音声チャットを楽しむことができます。
反対に、新しいユーザーとの繋がりを求めている方は、SpacesよりもClubhouseを使用した方が良いでしょう。
今後の動向
TwitterのSpace機能はフォロワーへ向けて音声会話が展開しやすいことから、今後企業アカウントでの活用が期待できると私は考えています。
すでにアカウントを持っていれば、既存のフォロワーへ向けて音声会話を用いたコミュニケーションをすぐに展開できる点が最大のメリットです。
自社の商品・サービスの理解を深めてもらったり、ユーザーからの質問・要望に応えたりなど、さまざまな活用方法があります。
個人の場合でも、お客さんに対する「教育」の場として機能していくかもしれません。
発言には十分注意が必要ですが、非常に良い情報発信ができるはずです。
最後に
今後Twitterは、全ユーザーが自分専用スペース(部屋)をホストできるようにするつもりだと発表しています。
2021年4月中の一般公開を目標にし、準備を進めているようです。
正直、現在のTwitterの開発スピードは驚異的なものです。
わずか数ヶ月の間に独自のオーディオチャットルーム機能の公開テストを開始し、さまざまな要素がアップデートされています。
もしかしたらClubhouseよりも早く、Androidでの利用が可能になるかもしれません。
Twitterの新機能「Spaces」に大きな期待が膨らみますね!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!(^▽^)/